1. カジノ都市では移動手段の確保がカギ
海外でカジノを楽しむ旅行では、空港からの移動やカジノ間のアクセスがスムーズであることが、旅の快適度に大きく関わってきます。都市によって交通インフラの発展具合や治安、移動コストが大きく異なるため、事前に情報を調べておくことが重要です。
また、カジノが集まっているエリアか、点在しているかによっても移動スタイルは変わります。ラスベガスやマカオのように「ストリップ沿い」「コタイ地区」などに集約されている都市もあれば、韓国・釜山やフィリピン・マニラのようにやや距離があるケースもあります。
2. 都市別｜代表的なカジノ都市の交通事情
以下では、代表的なカジノ都市ごとに主な交通手段やおすすめの移動方法を紹介します。
● ラスベガス（アメリカ）
ラスベガスでは、中心となる「ラスベガス・ストリップ」にカジノホテルが集中しています。
主な交通手段：
- 徒歩（ホテル間の距離が近いため、歩いて観光できる）
- モノレール（ストリップの東側を南北に走る。主要ホテルに停車）
- タクシー＆ライドシェア（Uber、Lyftが普及）
- RTCバス（市内の観光ルートに便利）
おすすめルート：
空港からMGM Grandまでタクシーで約15分。ストリップ内はモノレールでの移動が快適。
● マカオ（中国）
マカオでは、カジノは「マカオ半島」「コタイ地区」の2エリアに集中しています。
主な交通手段：
- 無料シャトルバス（各カジノホテルが空港やフェリーターミナルから運行）
- 路線バス（安価だが土地勘が必要）
- タクシー（基本的に安価だが、英語が通じにくい）
- 徒歩（カジノ密集エリアでは歩きやすい）
おすすめルート：
空港到着後はGalaxyやVenetianのシャトルバスでホテル直行。両地区間を行き来する場合はタクシーが便利。
● マニラ（フィリピン）
近年注目されているのが「エンターテインメント・シティ」と呼ばれるエリア。Resorts WorldやOkadaなどが立地。
主な交通手段：
- ホテルの無料シャトル
- タクシー（Grabが一般的）
- LRT（ローカル向けだが、観光にはやや使いづらい）
おすすめルート：
ニノイ・アキノ国際空港からResorts WorldまではシャトルかGrabで10分以内。
● ソウル・仁川（韓国）
外国人専用カジノが点在。仁川の「パラダイスシティ」は空港直結が魅力。
主な交通手段：
- 空港鉄道（AREX）
- ホテルシャトル
- タクシー（深夜でも利用可）
おすすめルート：
仁川空港到着後はパラダイスシティへ直行、ソウル市内のセブンラックカジノへはAREX＋タクシーが便利。
3. 安心・安全に移動するための注意点
海外での移動では、便利さだけでなく「安全性」も重要な判断基準です。以下のポイントをおさえておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
注意点：
- 夜間の徒歩移動は避ける（特に人通りが少ない場所）
- 乗車前に料金を確認する（メーター制か固定料金か）
- 現地SIMやWi-Fiルーターを使ってGrabなどの配車アプリを活用
- 空港からの白タク行為には要注意
- 英語が通じにくい国では、ホテル名を現地語でメモしておくと安心
また、観光客向けの移動パス（ラスベガスのRTC観光1日券など）が販売されている都市では、購入することでコストを抑えつつ自由に動けるメリットがあります。
4. カジノ間の移動を楽しみに変える工夫
カジノを渡り歩くこと自体を“旅の楽しみ”にするための工夫もあります。
たとえば、ラスベガスではホテルごとのテーマの違いを味わいながら移動するのもおすすめです。ベラージオの噴水ショー、ヴェネチアンのゴンドラ体験、パリスのエッフェル塔展望台など、それぞれのホテルが一つの観光地のようになっています。
また、マカオではコタイ地区のカジノ間を結ぶ屋内通路や歩道橋が整備されており、天候を気にせず歩いて移動できます。
移動を「時間の浪費」ではなく、「観光体験の一部」に変える視点を持つことで、旅の密度は一層高まります。
まとめ：移動こそ“カジノ旅”の質を決める鍵
カジノ都市での移動手段は、単なる交通手段にとどまらず、旅全体の快適さや充実度を大きく左右する要素です。空港アクセス、ホテル間の行き来、夜間の安全、言語対応、コストなど、複数の要素を踏まえて計画を立てましょう。
現地の交通事情を把握しておくことで、無駄なストレスや出費を避け、限られた時間を効率的に楽しむことができます。これからカジノ旅を予定している方は、ぜひ「移動計画」も旅の大事な一部として考えてみてください。ゲームの勝敗だけでなく、スムーズな移動もまた“勝ち旅”の一歩なのです。